IoTコラム - 「FAI Drone Tokyo 2019 Racing and Conference」でKDDIが提供した5Gプレサービスについてレポート

DTRC2019で提供された5Gプレサービスとは?5Gの到来によって変わるエンターテインメントの世界

2019年11月2日(土)に東京ビッグサイトで行われた
「FAI Drone Tokyo 2019 Racing and Conference」において、
KDDIは5Gを活用した4Kリアルタイム中継
高画質映像のライブ配信を行う5Gプレサービスを提供しました。

Drone Tokyo 2019 入場口
  • FAI Drone Tokyo 2019 Racing and Conference

    DTRC2019は、東京モーターショー内で開催された国内初となるFAI(国際航空連盟)公認ドローンレースです。コースには通過ゲートや垂れ幕、ターンポールといった障害物があり、これらを避けながらドローンを飛行させなければなりません。競技用ドローンにはカメラが搭載されており、レース参加者は専用のヘッドマウントディスプレイに映し出された映像を見ながらドローンを操作します。会場に設置された大型モニターには競技者が見ているドローンの映像もリアルタイムに映し出され、観客自身も臨場感と迫力のあるドローンレースを体感できます。また、当日はDTRC2019公式アンバサダーの日向坂46によるスペシャルライブも開催され、会場を大いに盛り上げました。

    ドローンレースの様子
  • 5Gプレサービス

    DTRC2019においてKDDIは、「5Gドローン4Kリアルタイム中継」と「5Gを活用した高画質映像のライブ配信」の5Gプレサービスを提供しました。

    「5Gドローン4Kリアルタイム中継」は、ドローンレースの様子を4Kカメラを搭載した5Gドローンが撮影し、超低遅延4K伝送によって会場の大型モニターに映し出すというもの。ドローンレースは200km/hを超えることもある高速レースのため、撮影した映像を大型モニターに映し出す際には極限までタイムラグを小さくしなければなりません。
    今回の5Gプレサービスでは、専用に開発された超低遅延4K伝送システムによって遅延を大幅に改善することに成功。レース会場において高品質なリアルタイム中継を実現していました。

    「5Gを活用した高画質映像のライブ配信」では、人気YouTuber「カジサック」が撮影したドローンレース決勝の様子を、超高精細な映像でYouTubeにライブ配信を行いました。5Gの大容量・低遅延という特性を活かし、これまで実現が難しかった超高精細映像のライブ配信が現実のものとなりました。

  • 5Gドローン4Kリアルタイム中継

    ドローンレースのリアルタイム中継には4Kカメラと5G通信端末が搭載された撮影用ドローンを使用。
    4Kカメラで撮影した映像はエンコーダによって変換され、映像データを5G端末によってデコーダへ送信し、会場に設置された大型モニターに映し出すという仕組みです。

    超低遅延4K伝送

    撮影用ドローンには4Kカメラとエンコーダ、テザリングPC、そして5G端末の一式が搭載されています。会場には5G通信用のアンテナが設置されたほか、KDDIが設置した5G用基地局によって高品質なネットワーク環境を提供しました。

    ちなみに映像の伝送で遅延が生じる要因としては、通信環境のほかにもエンコーダとデコーダによるものが大きいとされています。5Gネットワークが低遅延化を実現できても、映像処理のプロセスを見直さなければ遅延は免れません。そこで今回の5Gプレサービスでは、カメラで撮影してから大型モニターへ出力するまでのプロセスを見直したと同時に、エンコード処理を走査線単位で細分化しデータ量を均一化させることによって低遅延化に成功

    エンコーダとデコーダ

    これによって会場のモニターにはほぼ遅延のない映像出力が可能となり、文字通りのリアルタイム中継を実現しました。

    ライブ配信の様子
  • 5Gを活用した高画質映像のライブ配信

    高画質映像のライブ配信では、YouTuber「カジサック」がカメラで撮影した映像をPCから5G端末を経由してネットワークへ接続。会場内に設置された5Gアンテナと5G用基地局からインターネット上へ配信し高画質なライブ配信を実現しました。

    ライブ配信の仕組み

    ライブ配信は従来の4Gでも可能ですが、今回のドローンレースのように遅延の少ない通信が求められる場面では、5Gネットワークの特性が大いに役立ちます。また、5Gは4Gに比べて大容量なため、今回のように超高精細映像を伝送する際にも有効な方法です。

  • 5Gプレサービスによって見えてくる
    実生活へ与えるインパクト

    すでにYouTubeのような動画サービスは人気を博していますが、今後5Gが普及してくると、これまで以上にコンシューマ向けの動画サービスは広がりを見せていくと考えられます。4Kカメラで撮影された超高画質映像は一般的になり、YouTubeの画質も飛躍的に向上すると考えられます。

    また、スポーツや音楽ライブといったスタジアム観戦などにも超低遅延の5Gが活用され、広く大きな会場においても臨場感あふれるエンタメ体験が可能になることでしょう。同時にスタジアム内だけではなく、その様子をインターネットによってリアルタイムで配信することで、多くのファンが一体となって楽しめる空間がインターネット上に生まれることにもなります。

    このように、5Gにはエンターテインメントの世界を大きく変えるほどの大きな力を秘めていることは間違いなさそうです。今回のDTRC2019で提供されたKDDIの5Gプレサービスは、すぐそこまで来ているエンタメの未来を体感させてくれるイベントとなりました。

    (文:西村広光)

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