IoTコラム - KDDI IoTクラウド API Marketで提供されているヘルスケアAPIについてご紹介します

いま、多くの企業から注目を集めるヘルスケアAPI

2018年1月からKDDIが提供している「KDDI IoTクラウド API Market」。
新サービスの開発において必要不可欠なAPIを提供するプラットフォームとして
多くの企業から注目を集めています。
そのなかでも特に高い人気を誇るのがヘルスケア領域のAPI
今回は、KDDI IoTクラウド API Marketで実際に提供されている
ヘルスケア領域のAPIについて具体的に紹介していきます。

  • 「KDDI IoTクラウド API Market」とは?

    新たなサービスを展開しようと考えたとき、開発効率アップに欠かせないのがAPIです。KDDIの提供する「KDDI IoTクラウド API Market」には、金融、位置情報、天気情報、自然言語処理、画像認識といったさまざまなAPIが提供されており、その数は公開されているものだけでも100以上にものぼります。

    一口にAPIといっても、ユーザーごとに求めるニーズは異なるものです。上記で挙げた100以上のAPIのほかにも、KDDI IoTクラウド API Marketでは非公開のAPIも多数存在するため、「こんな機能のAPIが欲しい」というリクエストに応じて対応できます

    なかでも、特に人気を集めているのがヘルスケア領域です。スマートウォッチをはじめとしたウェアラブル端末が急速に普及し始めていますが、収集した健康データを活用するためにヘルスケアに関連するサービスは特に高いニーズを誇ります。

  • KDDI IoTクラウド API Marketで
    提供されているヘルスケアAPI

    KDDI IoTクラウド API Marketで提供されているヘルスケアAPIをいくつか紹介していきましょう。

    パーソナルスコアAPI(バイタルデータ出力)

    年齢や性別、身長、体重、腹囲、握力、閉眼片足立ち時間といった基本的なデータをもとに、身体の状況をスコアとして出力するAPIです。BMIスコア、フィジカルエイジ、総合スコアなどを出力でき、筋力アップを意識付けることによってプロポーションの維持に役立てることができます。

    パーソナルスコアAPIの仕組みパーソナルスコアAPIの仕組み
    人材サービス

    「身体年齢」を若く保ち、高齢者雇用者を増加

    確定拠出年金

    実年齢より「身体年齢」 が若ければ、毎月の確定拠出年金掛け金を会社が増額

    健康経営

    「身体年齢」を若く保つ事で社員が健康になり、生産性の向上が期待される

    Selvy Checkup 2.0(疾病予測)

    健康診断のデータをもとに糖尿病、認知症、がん、心臓疾患、脳卒中などにかかるリスクを予測するAPIです。健康診断データと各種問診によって予測されるため、高い精度が期待できるのも大きな特徴。予測できる疾病は10にもおよび、重大な健康リスクを認知できます。

    Selvy Checkup 疾患予測エンジン
    Selvy Checkup ユースケース

    Smart Sleep Analytics2.0(睡眠分析)

    枕元に置かれたスマートフォンから睡眠の質を分析し出力するためのAPIです。就寝・起床時間、睡眠時間、深い睡眠率と覚醒回数などを計測し、それらのデータをもとに生活習慣病にかかるリスク、美容に良い睡眠であるかの評価を行います。ちなみに、Smart Sleep Analytics2.0はスマートフォンアプリとして提供されている「熟睡アラーム」と同じアルゴリズムを採用しており、高い精度での睡眠分析が可能です。

    Smart Sleep Analytics2.0の仕組みSmart Sleep Analytics2.0の仕組み
    調査

    学術研究や医学研究などの睡眠の実態調査として

    健康経営

    働き方改革として最も注目されている「睡眠施策」を低予算にて実現

    コマース

    睡眠関連商品のプロモーションの効率化を実現

    食事画像解析API(画像解析)

    食事の画像から基本的栄養素の分析をしてくれるAPIです。解析可能な栄養素としては、カロリー、たんぱく質、脂質、炭水化物、塩分、糖質、食物繊維の7種類。料理の画像は複数同時に解析可能で、それぞれの品目に応じて栄養素を解析してくれます。

    食事画像解析API 使用の様子
    「食事写真」から数値化

    カロリーだけではなく、タンパク質、糖質、塩分、脂質、食物繊維も計算可能です。

    約30,000品目の食事品目

    一般的な食事メニュー(約4000)の他、大手食品メーカーの商品名や大手コンビニエンスストアの商品名、大手飲食チェーンのメニュー名を識別します。(合計約3万品目)

    複数品目を同時に判別!

    1枚の写真に複数品目写った場合でも同時に判別可能です。

  • ヘルスケアAPIが果たす役割と今後の展望

    「人生100年時代」ともよばれている昨今、長く生きていくためにはさまざまな健康リスクを認識し、日々の生活習慣を改めていく必要があります。寿命が長くなるということは必然的に高齢者の数も増えていきますが、医療従事者や医療機関が不足するリスクも考えられます。そのような場合において、ヘルスケアAPIのようなテクノロジーで自身の健康セルフチェックが可能な未来も現実的に起こり得るはずです。

    スマートフォンやウェアラブル端末が今後さらに進化し普及してきた場合、取得可能なデータの精度やボリュームは著しく増えていきます。ヘルスケア関連のビッグデータは急成長し、それを活用するAPIが続々と登場してくることも考えられます。

    一方で現在あるヘルスケア関連のAPIは、健康を維持して生活習慣を改めるといった「予防」に関連するものがほとんどです。しかし、テクノロジーの進化とともにビッグデータが集まってくると、医師の診断なしでも病気の診断や治療方針を決定できる日がやってくるかもしれません。さらにはIoTやAIの進化によって、これまで治療不可能とされてきた難病や、老化の進行を抑えることも可能になるでしょう。

    今回紹介してきたヘルスケアAPIの数々は、多くの人の健康を支える新たなツールになり得るものです。テクノロジーの進化によって人類の寿命までもが拡張される未来は、すぐそこまで来ています。

    (文:西村広光)

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[2019年11月4日~11月10日]

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