IoTコラム - スマートファクトリーを実現!IoT化を支援するサービス「IoTpack with SORACOM」をご紹介します

製造業におけるデータ活用の現実と課題
「IoTpack with SORACOM」が解決するIoT導入

スマートファクトリー」というキーワードを耳にする機会も増えてきており、
製造業のIoT化が世界的に注目を集めています。
しかし国内の製造業においてIoTの活用が進まないなどの声も多く聞かれます。
そこで今回は、製造業におけるデータ活用の現状と、
IoT化を支援するサービス「IoTpack with SORACOM」を紹介します。

  • データ活用の現実と課題

    IoTは農業や医療など、さまざまな分野で導入が進み始めていますが、必ずしもすべての企業がスムーズに導入できているとはいえない現状があります。IoTの本質はさまざまなデータを収集し、AIなどのテクノロジーと融合させてビジネスに役立てるというもの。しかし、そもそもどのような課題を解決したいのか、そのためには何のデータを収集しなければならないのかを具体化できないというケースも少なくありません。

    たとえば製造業の場合、管理者が長年の経験や勘に頼って作業員の割り当てを行っている場合や、経験豊富な職人による熟練の技に頼って業務を遂行している現場も存在します。また、生産機器の稼働状況を管理する際には手作業でPCにデータを入力しFTPサーバなどに格納したり、書類に手書きとして記録を残しておいたりするケースもあります。

    このような現場はいずれも属人的な業務で成り立っているため、業務内容や生産性管理データの数値化が難しいものです。そのため、仮に業務効率化に向けてIoT化を進めようとしても、具体的にどのようなデータを収集すればよいのか分からないという事態に陥ってしまいます。また、FTPサーバなどに稼働データを残していたとしても、それらをIoTシステムにどう活用すればよいのか分からないというケースもあります。

    さらに、製造業の中でも鉄鋼やガラス、薬品、飲料などを扱っている企業では、一定の長さや重量、容量ごとに製品化する必要があるため、PLCという制御用のコンピューターによって製造ラインが動いています。PLCはシーケンサーとも呼ばれますが、たとえば鉄鋼を5mごとに切断したり、飲料を一定容量ごとにボトルに詰めたりするなどの作業に使用されます。PLCの多くはネットワークへ接続されておらず、機器単体で動いているケースがほとんどです。IoTやAIなどの開発は主にシステム系の企業が得意としているため、PLCのようなハードウェアを制御するシステムは専門外であることが多いのです。

    このように、IoTを導入するにあたっては多くの課題があり、高いハードルにもなっています。
    また、IoTシステムにおいて不可欠なクラウドサービスを利用する場合においても、セキュリティに懸念を抱く管理者や経営者は多いです。

    製造業の現場でよく見られる「データ死蔵」問題
  • 課題解決への道のりを
    「IoTpack with SORACOM」が支援

    KDDIのグループ企業であるアイレットとソラコムは、製造業におけるデータ活用の課題を解決するために、「IoTpack with SORACOM」を提供しています。これは製造業に特化したIoTシステムで、どのようなデータを収集するかのヒアリングからスタートし、システムの要件やデバイス選定、調達までを支援します。

    さらに、収集したデータを保存するまでの工程、請求まですべてワンストップで提供しています。データの可視化・分析を行うためのWeb画面はユーザーごとにカスタマイズが必要なため、別途オプションにて対応します。

    現在の製造現場の状況や抱えている課題をヒアリングした上でIoTシステムの導入を支援していくため、IoTに関する専門的な知見がない場合であっても安心して相談が可能です。

    サービスに含まれるもの
    SORACOMのアカウントの発行 SORACOMのアカウントを発行いたします。
    SORACOMの利用料の請求代行 弊社から日本円での請求書を発行いたします。
    AWSアカウントの発行 AWSのアカウントを発行いたします。
    AWS利用料の請求代行 弊社から日本円での請求書を発行いたします。
    IoT導入支援 構成案に基づいた概要アーキテクチャーFix(1-2h)、ワークショップ形式でのスキトラおよびサンプルスクリプト実装、SORACOM設定(half of 1day)、まとめ(1-2h)を含む1.5日程度の導入支援をいたします。
    デバイスゲートウェイの選定・調達 SORACOM設定デバイスを調達いたします。
    デバイスゲートウェイの設定 デバイスの設定をサポートいたします。
    SIMの調達 SORACOM SIMを調達いたします。
    ネットワーク・インフラの構築 SORACOMとAWSの接続環境を構築いたします。
    ×サービスに含まれないもの
    可視化・分析画面 データ蓄積までを提供するため、データの可視化や分析は別途ご相談ください。
    サポート IoTpack以外の用途のSORACOM・コンソールの使い方のサポートはいたしません。
  • 「IoTpack with SORACOM」の特徴

    「IoTpack with SORACOM」は、さまざまなIoT機器やM2M機器から取得したデータをAWSに転送し蓄積するサービスです。

    IoT機器などのデバイスから取得したデータは、ソラコムの提供するデータ通信SIM「SORACOM Air」とクラウドリソースアダプタ「SORACOM Funnel」によって転送。閉域網によるセキュアな通信を介してAWSに転送されるため、安全な通信を実現します。IoTの導入にともないセキュリティ対策の懸念を抱いている場合であっても、安心して導入に向けた検討ができます。

    また、転送したデータは可視化・分析しやすい形として蓄積できるため、多様なニーズに沿ってカスタマイズも可能です。たとえば、製造機器の稼働状況を週次・月次レポートとして即座に報告できるように、グラフ化したデータとして格納しておくこともできます。これまで製造機器の稼働データを有効に活用しきれていなかった現場においても、手軽に高度なデータ分析ができるようになるはずです。

    このように、「IoTpack with SORACOM」では要件のヒアリングからデバイスとSIMの調達、さまざまな設定のサポートまでを一括でサポートします。さらに、初期費用は40万円(税別)という格安料金となっていますので、IoT導入前のPoC(概念実証)を実施するのに適していると言えるでしょう。

    IoTpack with SORACOM イメージ

    「IoTpack with SORACOM」の運用イメージ

  • 「IoTpack with SORACOM」の活用事例

    IoTpack with SORACOMを実際に活用した2つの事例をご紹介します。

    倉庫内の温湿度管理

    一定時間ごとに管理者が巡回し温湿度の管理を行っていた倉庫において、ネットワークに接続された温湿度計とIoTpack with SORACOMを活用し、自動的かつリアルタイムに管理するシステムを構築しました。

    これによって、倉庫内を巡回する業務負荷の大幅軽減につながったほか、万が一環境異常が発生した場合もリアルタイムに把握できるため迅速な対処が可能になりました。また、これまで手作業で記入していた温湿度のデータも自動的に記録されるようになったため、確認漏れや記入ミスといった人為的なミスをなくすことにも成功しています。

    遠隔監視によるエアコンの点検

    週一回の定期的なタイミングでエアコン内部のドレンパンを自動撮影しクラウドへ保存。ARISE analyticsの画像解析サービス「Quick Image Analysis」と連携したカメラを使い、これまで作業員が現地に訪問し点検していた作業を省人化し、工数の大幅削減に成功しました。

    ビルやマンションによっては占有部への立ち入り許可や作業時間などの制約がありますが、遠隔監視によってそのような問題も解消します。

  • KDDIのグループシナジーから生まれた
    「IoTpack with SORACOM」

    お客さま - アイレット - ソラコムのつながり

    アイレットはAWSを中心にクラウド活用の豊富な知見と実績を有しており、ソラコムはIoT通信プラットフォームサービスの提供で豊富な知見と実績があります。KDDIグループ両社による提携で生まれた「IoTpack with SORACOM」は、IoTシステムの導入にあたってさまざまな問題を抱える製造業にとって、心強い味方になってくれるはずです。

    IoTシステムの導入を検討しているものの、具体的にどのような問題を解決できるのか分からない方、何を準備すればよいのか分からない方に対しても、適切なアドバイスや提案をさせていただきます。スマートファクトリーを実現するためにも、ぜひ一度IoTpack with SORACOMの導入をご検討ください。

    (文:西村広光)

    あんぜん・かんたんIoTデータ蓄積サービス「IoTpack with SORACOM」について詳しくはこちら

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[2020年8月3日~8月9日]

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